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7:55
開会の辞
小船 雅義(札幌医科大学)
8:00-12:00
シンポジウム 1
がん疼痛に対するオピオイド:新たな科学とベストプラクティス
座長:
David Hui (University of Texas MD Anderson Cancer Center, USA)
Russell Portenoy (Albert Einstein College of Medicine, USA)
8:00-8:05
シンポジウムへの歓迎と紹介
David Hui (University of Texas MD Anderson Cancer Center, USA)
Russell Portenoy (Albert Einstein College of Medicine, USA)
8:05-8:10
序論:オピオイド応答の新たな科学
David Hui (University of Texas MD Anderson Cancer Center, USA)
Russell Portenoy (Albert Einstein College of Medicine, USA)
8:10-8:40
オピオイド応答のゲノム-ワイド関連解析:がん疼痛管理への意義
西澤 大輔(東京都医学総合研究所)
8:40-9:10
がん疼痛に対するオピオイド療法:薬理遺伝学的解析のインパクト
D.Max Smith (Georgetown University, USA)
9:10-9:40
がん疼痛においての神経炎症:オピオイド療法における腫瘍微小環境の役割
Angela Santoni (Sapienza University of Rome, Italy)
Edoardo Arcuri (Regina Elena Cancer Institute of Rome, Italy)
9:40-9:55
登壇者によるパネルディスカッションと聴衆との質疑応答
9:55-10:10
休憩
10:10-10:15
序論:がん疼痛に対するオピオイド使用の臨床アップデート
David Hui (University of Texas MD Anderson Cancer Center, USA)
Russell Portenoy (Albert Einstein College of Medicine, USA)
10:15-10:45
がん疼痛治療におけるブプレノルフィンとメサドン
Russell Portenoy (Albert Einstein College of Medicine, USA)
10:45-11:15
オピオイドが免疫応答と内分泌機能に与える影響
Jason Boland (Hull York Medical School, UK)
11:15-11:45
オピオイドの(脳科学的な)強化(Reinforcement)/報酬(Reward)に与える影響:乱用のリスクとその緩和戦略
Joseph A. Arthur (University of Texas MD Anderson Cancer Center, USA)
11:45-12:00
登壇者によるパネルディスカッションと聴衆との質疑応答
12:00-13:00
ランチョンセミナー 1
医療、ナチズム、及びホロコーストに関するランセット委員会:歴史的エビデンス、今日における意義、明日への教訓
Herwig Czech (Medical University of Vienna, Austria)
座長:
Declan Walsh (Levine Cancer Institute, USA)
13:00-17:00
シンポジウム 2
がん患者への個別化された緩和ケアとサポーティブ・ケアの時代:進歩と革新
座長:
Areej El-Jawahri (Massachusetts General Hospital, USA)
中川 俊一 (Columbia University, USA)
*本セッションでは、終末期における化学療法、放射線治療、免疫療法、標的療法、緩和手術などの緩和治療の妥当性について議論する
13:00-13:50
進行がん患者に対する緩和ケアの役割
Jennifer Temel (Massachusetts General Hospital, USA)
13:50-14:40
血液悪性腫瘍患者に対する緩和ケア:現在の動向と将来の方向性
Areej El-Jawahri (Massachusetts General Hospital, USA)
14:40-15:30
新規治療法と個別化医療の時代における緩和ケア
Jessica Bauman (Fox Chase Cancer Center, USA)
15:30-16:20
ギャップを埋める:外科の質向上のための緩和ケアの活用
Ana Berlin (Columbia University, USA)
16:20-17:00
17:00-18:00
イブニングセミナー
未来のケアプランニング- 緩和ケア患者のためのより良いプランニングに関するヨーロッパの視点
Mark Taubert (Cardiff University School of Medicine, UK / ヨーロッパ緩和ケア学会 副理事長)
座長:
高田 弘一 (札幌医科大学)
8:00-12:00
シンポジウム 3
緩和ケアにおける患者と臨床医の出会いに対する精神力動的視点
座長:
Friedrich Stiefel (University of Lausanne, Switzerland)
Sarah Dauchy (APHP. Centre University of Paris, France)
8:00-8:40
緩和ケアにおける患者と臨床医の出会いに対する精神力動的視点の現状
精神力動的心理学により形成される臨床医と患者間のコミュニケーションの違いを理解する
Friedrich Stiefel (University of Lausanne, Switzerland)
8:40-9:20
精神分析理論の基本的諸仮定とそれらの緩和ケアへの関連性
緩和ケアに適用される精神分析理論の臨床的視点
Sarah Dauchy (APHP. Centre University of Paris, France)
9:20-10:20
精神力動的アプローチが医学と緩和ケアにどのように貢献するか?
初期の精神分析からその後の医療分野への適用までの歴史的な道のり
James Levenson (Virginia Commonwealth University, USA)
10:20-11:20
精神療法的アプローチと緩和ケアはどのようにがん医療に統合され得るか?
精神分析的ケアと緩和ケアの統合がもたらす臨床的付加価値について
Camilla Zimmermann (University of Toronto, Canada)
11:20-11:40
「内側」からの視点:緩和ケアにおける精神腫瘍医としての働き方
精神力動論的指向を持つ精神科医による患者と臨床家へのアプローチ
清水 研(がん研究会有明病院)
11:40-12:00
登壇者によるパネルディスカッションと聴衆との質疑応答
12:00-13:00
ランチョンセミナー 2
比較文化学におけるスピリチュアリティ、スピリチュアル・ケア
Karen Steinhauser (Duke University, USA)
座長:
小西 達也(武蔵野大学)
13:00-16:30
シンポジウム 4
幇助死(安楽死、VAD、MAID)と緩和ケア:表裏一体か?
座長:
Luc Deliens (Vrije Universiteit Brussel & Ghent University, Belgium)
David Currow (University of Wollongong, Australia)
13:00-13:25
世界における幇助死法制と実践の進展
Luc Deliens (Vrije Universiteit Brussel & Ghent University, Belgium)
13:25-13:50
幇助死が長期にわたり合法とされている国々で得られた緩和ケアと幇助死の関係に関する実証的エビデンス
James Downar (University of Ottawa, Canada)
13:50-14:15
ビクトリア州での合法化以来、オーストラリア各州において、自発的幇助死に関する法律に緩和ケアの臨床医はどのように対応してきたか?
David Currow (University of Wollongong, Australia)
14:15-14:40
スイスの幇助死制度における緩和ケア医の経験
Claudia Gamondi (University of Lausanne, Switzerland)
14:40-15:05
David Currowの司会によるパネルディスカッションと聴衆との質疑応答
パネルメンバー:
Luc Deliens, James Downar, Claudia Gamondi,
大西 秀樹(埼玉医科大学)
15:05-15:15
15:15-15:20
15:20-16:05
“The Last Flight Home” 監督:Ondi Timoner
1982年7⽉、イーライ・ティモナーは突然の脳卒中で左半⾝不随となり、53歳でエア・フロリダのCEOを辞任せざるを得なくなった。当時、彼は1⽇2マイルを⾛り、テニスをし、健康的な⾷⽣活を維持していたのだが、その後は、歩⾏が不安定なまま⽣涯を終えた。イーライ・ティモナーは2021年1⽉、呼吸困難で⼊院。我々は、イーライ・ティモナーの最期の⽇々、素晴らしい功績、悲劇的な喪失、そして何よりも永続的な愛に満ちた⽐類なき⼈⽣を⽬の当たりにする。「LAST FLIGHT HOME」は、彼の最後の旅路を、彼の勇気ある家族が最後まで⾒守るという、感動的な社会体験を描いた作品である。この映画は、⽶国ユタ州パークシティで開催された2022年サンダンス映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。
*この映画の予告編はYou Tubeで見ることができる。Luc Deliensがアメリカの学会でこの映画全編をレビューしたところ、幇助死における緩和ケアの重要性と複雑さを⽰す⾮常によくできた作品であった。プロデューサーのMark Barger (New York city, USA)は、約1時間30分のドキュメンタリーを、⽇本語字幕を含めて45分に短縮することに同意した。
16:05-16:30
Luc Deliensの司会によるパネルディスカッションと聴衆との質疑応答
パネルメンバー:
David Currow, James Downar, Claudia Gamondi,
Mark Barger, 大西 秀樹
16:30-16:35
閉会の辞
日下部 俊朗(東札幌病院)